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コペンハーゲンはニューハウンだけじゃない:デザイン好きは北の埠頭へ

コペンハーゲンへデザインを見に行く人の日程は、たいていニューハウン(Nyhavn)のあのカラフルな家並みの周辺に組まれています。あそこも見る価値はありますが、デザインブランドの本当の拠点は、その一帯ではなく北の旧工業埠頭ノアハウン(Nordhavn)と、中心部インドレ・ビュー(Indre By)の何本かの路地にあります。

この記事は2日間の回りかたにまとめました。1日は市街中心部、もう1日は北の埠頭。2つのエリアは地下鉄で15分ほどです。

1日目:インドレ・ビューの古い建物のリノベーション

中心部のこのエリアの特徴は、ブランドが年季の入った建物のなかに店を構え、しかも元の痕跡を覆い隠さないことです。FRAMA の店舗は Fredericiagade にある19世紀の旧薬局のなか。木の棚も床タイルも薬瓶ももともとそこにあったもので、彼らは自分たちの家具とスキンケアを置いただけです。デンマークでは珍しくないやりかたですが、FRAMA はそれをいちばん徹底しています。なかに入ると、どこまでが展示でどこからが建築なのか、区別がつかなくなります。

同じエリアを北へ歩くと Bredgade に出て、この通りにデンマーク・デザイン博物館(Designmuseum Danmark)があります。20世紀のデンマーク家具の来歴に興味があるなら、どの店よりも時間を割く価値がある場所です。Wegner、Juhl、Klint のオリジナルが揃っていて、なぜあの椅子たちが後に世界中でコピーされる形になったのかもわかります。

Audo Copenhagen Brasilia のシープスキンのラウンジチェアと Plinth の大理石ウォールシェルフ、ダークな壁とラタンのスクリーン
Audo Copenhagen の Brasilia チェアと Plinth ウォールシェルフ。デンマークのショールームでよく見る手法で、ダークな壁に素材を絞った主役の家具を合わせています。画像提供:Audo Copenhagen 公式素材。

2日目:ノアハウン(北の埠頭)

ノアハウンは10年前までコンテナ埠頭でした。いまはコペンハーゲンの新しい住宅・オフィスエリアであり、デザインブランドの本社がもっとも集まる場所でもあります。Audo Copenhagen の Audo House もこのエリアにあり、同じ建物のなかにショールーム、カフェ、セレクトショップが入り、上階には泊まれる部屋が10室あります。

Audo House がわざわざ足を運ぶ価値をもつのは、品数が多いからではなく、そこにある家具を午後いっぱい実際に座って使えるからです。カフェのテーブルと椅子は彼らの製品そのもので、客室の照明もベッドもラグもそうです。「ショールームを生活の場面として見せる」この考えかたは、一般的な家具店が商品を一列に並べる論理とはまったく違います。ひととおり見たあとは、それらを自分の家に置いたときの感覚がつかみやすくなります。

Audo House を出て埠頭沿いに南へ歩くと、Cobe や関連する建築事務所が手がけたリノベーション案件がいくつも並びます。古い穀物倉庫やサイロは構造として残されています。この道のり自体が無料の建築散歩です。

byLassen Kubus 1 のキャンドルホルダーとキャンドルを Audo Androgyne の大理石天板に置いたところ、奥はダークグレーの Constance ソファ
Kubus キャンドルホルダーは Mogens Lassen が 1962 年にデザインし、現在は Audo Copenhagen が製造しています。デンマークの人が冬にキャンドルを灯す習慣が、この種の製品が長く売れ続ける理由です。画像提供:Audo Copenhagen 公式素材。

6月に行くか、それ以外の時期に行くか

毎年6月の 3 Days of Design は、デンマークのデザイン界がもっとも密になる3日間です。ブランドは普段は公開していないショールームを開け、その数日に合わせて新作も発表します。難点は人が多く、宿が高く、店が混むこと。目的が賑わいに乗ることではなく、じっくり見ることなら、5月か9月の平日のほうがむしろ快適です。日照が長く、スタッフにも話を聞く余裕があります。

冬は日照に注意してください。12月のコペンハーゲンは午後3時過ぎには暗くなり、多くのセレクトショップは5時前後に閉まります。デンマークで住宅用の照明やキャンドルホルダーがこれほど大きなカテゴリに育った理由も、これで説明がつきます。スタイルの選択ではなく、気候がそうさせたのです。

覚えておきたい名前

場所 エリア 見どころ
Audo House Nordhavn ショールーム+カフェ+ホテル、家具を実際に使える
FRAMA Indre By 19世紀の旧薬局を改装した店舗
Designmuseum Danmark Bredgade デンマーク家具史のオリジナル収蔵
3 Days of Design 市内全域 毎年6月、ブランドのショールームが開放される

営業時間や予約の要否は各店で変わりますので、出発前に上の公式リンクで一度確認しておくと安心です。

台湾に戻ってから

デンマークの現地で大型家具を買うのは、たいてい割に合いません。送料、通関、税金を足すと台湾の代理店価格を上回ることが多く、メーカー保証も台湾で受けられるとは限らないからです。小さなキャンドルホルダー、フラワーベース、カトラリーは、軽くて安く、壊れにくいので持ち帰りに向いています。

見て回ったあとに欲しくなる大物のうち、台湾で買えるものは次のとおりです:Audo Copenhagen Kubus 1 キャンドルホルダーPlinth ウォールシェルフAndrogyne ダイニングテーブル。ブランド全体を先に見たい場合は、Audo Copenhagen シリーズページ101 Copenhagen シリーズページに全品目が載っています。

よくある質問

コペンハーゲンにデザインを見に行くなら、何日必要?

2日あれば Indre By と Nordhavn を1日ずつ回れます。2つのエリアは地下鉄で約15分。博物館と家具店もあわせて見たいなら、3日みておくと余裕があります。

いつ行くのがいちばんいい?

6月の 3 Days of Design がもっとも密度の高い時期で、ブランドのショールームが一般の来訪者にも開放されます。通常の時期なら5月から9月がいちばん快適で、冬は日照が短く店も早く閉まります。

Audo House はどんな場所?

Nordhavn にある Audo Copenhagen(前身は MENU)の本社で、ショールーム、カフェ、セレクトショップ、ホテルの客室を備え、家具を実際に使えます。

デンマークで買った家具は台湾へ持ち帰れる?

小さな置きものは手荷物で持ち帰れます。大型家具は送料、通関、税金を別途処理する必要があり、合計すると台湾の代理店価格を上回ることが多く、メーカー保証も台湾で受けられるとは限りません。

参考情報

NOSA は Audo Copenhagen、101 Copenhagen などデンマークブランドの台湾正規代理店です。台中のショールームでは予約制で実物をご覧いただけます。台湾全土に配送します。

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